同じ悪臭でもワキガと足の臭いの原因は違う?
体の中で独特の臭いを放つ箇所として知られているのが、わきの「わきが」
そして、靴を脱いだときに匂う「足の臭い」
どちらの臭いも、嗅いだ瞬間鼻に付く嫌なにおいが特徴ですよね。
そんな「わきが」と「足の臭い」
同じように体から放たれる臭いということも有り、原因・対策は一緒なのでは?と思われる方もみえると思います。でも、この「わきが」と「足の臭い」は全く別物。根本的な原因が大き違うんですよ!
まず、わきがの原因
わきがの原因は、わきに存在するアポクリン腺から出る汗。通常、運動をした際に大量にかく汗はエクリン腺から出るもので、この汗は比較的サラッとしており無臭。
ですが、アポクリン腺から出る汗はストレスやちょっとした心の変化で出やすい汗。 汗自体は透明なものの、衣類に付くと黄ばんで汗シミが出来、通常の洗濯では白くすることが難しいよう。
また、ベタベタと粘り気があるのも特徴の一つです。このアポクリン腺から出る汗「わきが」は、遺伝によって症状が出る人・出ない人に分かれ、日本人は比較的わきが体質の人は少ないとされています。
一方、足の臭いの原因は、エクリン腺から出る汗。エクリン腺から出る汗は、先ほども書きましたが サラッとした無臭の汗です。通常、少しの汗を掻く程度なら悪臭の原因となることはないのですが、足の裏にはこのエクリン腺が密集。
さらに足は 普段から靴や靴下を履いて過ごしているため 靴下・靴の中は高温多湿状態に。そしてそんなエポクリン腺から出る汗と足の裏に住む常在菌が混ざり合うことで、常在菌はどんどん繁殖し、雑菌のエサとなる皮脂や角質もさらに流れ出てくることから それらが混ざり分解されることで あの靴を脱いだときに臭う 異臭を発生させることに。
また、「わきが」は遺伝によって症状が出るものに対し「足の臭い」の原因であるエクリン腺は誰もが持っている汗腺。 よって誰もが放つ可能性があるものなんですよ。(今、足の臭いが臭くないと安心している方にとっては不安な事実です・・・)
と、このよに「わきが」と「足の臭い」は大きく違い 同じ人間の体から放たれる悪臭であっても原因はそれぞれ。わきが体質だからといって足の臭いもくさいといったことはないようですよ。
ですが、大きく原因が違う「わきが」と「足の臭い」ですが、1つだけ共通した原因もあります。
それが、食生活・食事内容
毎日の食事を、お肉料理・乳製品といった動物性たんぱく質が多く含まれたものを食べていると、脇も足の裏も皮脂の分泌が盛んになることから 臭いが強くなるよう。
他にもニラやにんにくといった臭いがキツイ食材も、体内に摂りいれる事でワキ・足の臭いまたは全身から悪臭を放つ原因となってしまうこともあるので、食べすぎには注意。
「わきが」は体質的な問題があることから、改善させることは難しいようですが、足の臭いは「靴」「靴下」「足」をきれいに保つことで改善できるもの。自身の臭いが気になるな・・・と感じた方は、それぞれにあった対策方法で臭いを軽減させてみてくださいね。
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